寝室でしてはいけないこと10選|長年連れ添った夫婦のための、ベッドのマナー

寝室でしてはいけないこと10選(イメージ写真)

寝室は、一日の終わりに夫婦が二人きりになれる、数少ない場所です。ところが長年連れ添っていると、その寝室がいつの間にか「スマホを見る場所」「明日の段取りを確認する場所」、ひどいときには「小言の続きを言う場所」になっていたりします。

海外の健康メディアでは、ときどき「パートナーとベッドで絶対にしてはいけないこと」という特集が組まれます。読んでみると、若いカップル向けの話もありますが、意外と50代・60代の夫婦にこそ刺さる項目が多い。

そこで今回は、長年連れ添った夫婦向けに「寝室でしてはいけないこと」を選び直してみました。耳の痛い話もありますが、笑いながら読んでいただければ幸いです。

先に結論

  • 寝室でのNGは、テクニックより「持ち込むもの」と「言葉」に集まっている
  • 喧嘩、仕事、スマホ、比較、プレッシャー。この5つを寝室の外に置くだけで、空気はかなり変わる
  • うまくいかなかった夜や、痛み、断られたことを責めないこと。体の変化は泌尿器科・婦人科に相談できる

1. 寝室で喧嘩の続きをする

布団に入ってから、昼間の不満を思い出して言い始める。これは寝室のNGの代表選手です。眠る前の頭は疲れていて、話し合いがこじれやすい。しかも、この部屋に「嫌な話をされる場所」という記憶が残ってしまいます。

大事な話ほど、居間で、お茶でも飲みながら、落ち着いているときに。寝室は休戦地帯にしておきましょう。

2. 仕事とスマホを持ち込む

隣で寝ている相手より、画面の向こうのメールやニュースを見ている。相手から見ると「自分は二の次なんだな」というメッセージに見えます。通知音が鳴った瞬間に雰囲気が消えるのは、言うまでもありません。

スマホは寝室の外で充電する。それだけで、会話も眠りも少し良くなります。画面の光は寝つきにもよくないので、一石二鳥です。

3. 「自分のやり方が正しい」と思い込む

長い付き合いになると、「こうすれば喜ぶはず」という思い込みができあがります。でも、人の好みや感じ方は、年齢や体調で変わります。若い頃に喜ばれたことが、今は痛いだけということもあります。

海外の性の専門家が口をそろえて勧めるのは、驚くほどシンプルな一言、「どう触ってほしい?」です。聞くのは恥ずかしい。でも、30年分の思い込みを一言で更新できるなら、安いものです。

4. 「今日こそは」とプレッシャーをかける

週に何回、月に何回という「ノルマ」を自分や相手に課すと、寝室は楽しむ場所から試験会場に変わります。とくに男性は、「今日はうまくいかなければ」と思うほど緊張し、かえって勃起しにくくなることがあります。

今日はマッサージだけ、今日は一緒に話して寝るだけ。そんな夜があっていいのです。「最後まで」をゴールにしないほうが、気持ちに余裕が生まれます。

5. 相手の体や技術を批評する

裸になると、人は誰でも無防備になります。お腹まわり、白髪、肌のたるみ。年齢を重ねるほど、本人が一番気にしているものです。そこに冗談めかした一言でも投げると、深く刺さります。

男性も同じで、体型や性器のことを気にしている人は多いもの。お互い、からかうのではなく、ほめるほうに回りましょう。ほめ言葉は、何歳になっても効きます。

6. 昔の相手の話をする、比べる

過去の恋人の話は、どんなに昔のことでも寝室では封印です。「若い頃はもっと」という比較も同じです。比べられて嬉しい人はいません。比べる相手が「若い頃のあなた」であっても、です。

ちなみに、名前を呼び間違えるのは論外です。これは説明不要でしょう。

7. 感じたふり、平気なふりを続ける

本当は痛い、本当は気が乗らない、本当はもっとこうしてほしい。それを隠して「よかったよ」と言い続けると、相手は何も分からないまま同じことを繰り返します。

ただし、正直に伝えるときは言い方が大事です。「下手だ」ではなく「こうしてくれると嬉しい」。相手を責めるのではなく、自分の希望として伝えるのがコツです。

8. 痛みを我慢させる、我慢する

性行為で痛みが出るのは、体からの「何かがうまくいっていない」というサインです。女性は閉経の前後で膣が乾燥しやすくなり、痛みが出ることがあります。急がずに時間をかける、潤滑剤を使う、姿勢を変えるといった工夫で楽になることもありますが、痛みが続くなら婦人科で相談を。

夫の側で大切なのは、「痛い」と言われたらその場で止めることです。そして、痛みがあることを責めないこと。痛みは気持ちの問題ではなく、体の変化であることが多いのです。

9. うまくいかなかった夜を責める

途中で弱くなった、最後までいかなかった。そんな夜は、50代以降なら誰にでもあります。疲れや深酒、緊張だけでも起こります。ここで自分を責めたり、相手が責めたり、逆に気まずくて黙り込んだりすると、次の夜はもっと緊張します。

「今日は疲れてたな」と笑って流せる夫婦は強い。ただし、毎回のように続くなら、血管や持病、薬が関係していることもあります。そのときは泌尿器科で相談してみてください。

10. 断られて、すねる

誘って断られる。50代・60代の男性にとっては、なかなか堪える瞬間です。でも、ここで不機嫌になったり、翌朝まで口をきかなかったりすると、相手は「断ると面倒なことになる」と学んでしまいます。

断る理由は、疲れ、体調、痛み、気分など、いろいろです。「分かった、また今度」とあっさり引くこと。そして、別の日に落ち着いて理由を聞いてみること。夫婦であっても、相手が望まないことを無理に求めないのが大前提です。

番外編:深酒してから寝室へ

お酒は気分をほぐしてくれますが、飲みすぎると勃起しにくくなり、いびきもひどくなります。寝室の雰囲気づくりのつもりが、隣でいびきをかいて先に寝てしまう。これでは本末転倒です。ほろ酔いまで、が大人のたしなみです。

番外編その2:身だしなみを「家だから」で済ませる

外では気をつけているのに、家ではつい油断する。寝る前の歯みがきを忘れる、たばこのにおいをまとったまま布団に入る、何日も同じパジャマ。どれも小さなことですが、相手にとっては「近づきたくない理由」になりえます。

口のにおいが気になる場合は、歯周病が隠れていることもあります。歯科で相談するのも、立派な夫婦円満の投資です。たばこは、においだけでなく血管にもよくありません。勃起は血管の仕事なので、やめる理由がもう一つ増えたと考えてください。

別々に寝るのはNG?

「寝室を分けたら終わり」と思っている方もいますが、そうとは限りません。いびき、夜中のトイレ、更年期の寝苦しさなどで、お互いの眠りを守るために別々に寝る夫婦は珍しくありません。眠れないまま同じ布団にいるより、よく眠れたほうが、翌日の機嫌も良くなります。

大事なのは、寝る場所を分けても、触れ合いや会話の時間まで分けてしまわないことです。寝る前の10分だけ同じ部屋で話す、週末は一緒に寝る、といった工夫もあります。別室の考え方は熟年夫婦の距離感の記事でも取り上げています。

寝室で「したほうがいいこと」

NGばかり並べたので、最後に「したほうがいいこと」も挙げておきます。

  • 寝る前に、今日あったことを少し話す
  • 手をつなぐ、背中をさするなど、性行為以外の触れ合いを増やす
  • 「どう触ってほしい?」「これは大丈夫?」と聞く
  • 相手の体調の変化に気づいたら、責めずに「病院で聞いてみようか」と声をかける
  • 眠る環境を整える。いびきがひどいなら、それも立派な相談事です

全部を一度に変える必要はありません。まずは今夜、スマホを寝室の外に置いてみる。それだけでも、寝室の空気は少し変わるはずです。長年の習慣を変えるのは照れくさいものですが、相手は案外、その小さな変化に気づいてくれるものです。

こんなときは医療機関へ

  • 勃起の変化が数か月続く、持病や薬が重なっている → 泌尿器科やかかりつけの内科
  • パートナーに性交痛や乾燥が続く、性交後や閉経後に出血がある → 婦人科
  • 大きないびきや、睡眠中に呼吸が止まると言われた → 内科や睡眠の相談ができる医療機関
  • 性行為中に胸の痛み、強い息切れ、めまいが出た → すぐに中止し、治まらなければ救急車を

ED治療薬は、狭心症などで硝酸薬を使っている人は、血圧が急に下がるおそれがあるため使えません。使う前の注意点はED治療薬を使う前に確認したいことにまとめています。

体の変化が気になったときに

寝室でうまくいかない夜が続くときは、気持ちだけでなく体の変化が関係していることもあります。勃起の変化が続く場合は、年齢だけでなく、血管や持病、服用中の薬が関係していることもあります。

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まとめ

寝室でしてはいけないことは、難しいテクニックの話ではありません。喧嘩、仕事、スマホ、比較、プレッシャーを寝室の外に置くこと。うまくいかない夜や痛み、断られたことを責めないこと。そして「どう触ってほしい?」と聞いてみること。体の変化が続くときは、男性は泌尿器科、女性は婦人科に相談できます。

本記事は一般的な情報提供を目的としており、診断、治療効果の保証、特定製品の推奨を行うものではありません。持病や服用中の薬がある方、体の変化が続く方は、医師または薬剤師へ相談してください。